剥離液

ゴム系ネガレジストの除去(剥離)を目的に開発された剥離液は、ポジレジストの導入により、ネガポジ両用・ポジ専用へと展開されました。更に環境への配慮として、塩素系溶剤の排除、ノンフェノール化を実現し、それぞれのレジストに応じた剥離液を取り揃えております。
また、アッシング・ドライエッチング後のデポ物・変質膜除去に特化した剥離液、デバイス上のメタルダメージを考慮した剥離液等を製品化しております。

関連技術情報

剥離液の使用目的

下層膜をエッチング後不要となったレジストを除去

下層膜をエッチング後不要となったレジストを除去
下層膜をエッチング後不要となったレジストを除去

エッチング時に生成したデポ物(不要物)を除去

エッチング時に生成したデポ物(不要物)を除去
エッチング時に生成したデポ物(不要物)を除去

ネガ型・ポジ型両用剥離液

ネガ型・ポジ型両用剥離液

剥離液-502A

剥離液-502Aは、近年環境汚染で問題とされている塩素系溶剤を含有しないネガ型およびポジ型フォトレジスト用剥離液です。更にフェノールを含有しないクリーンストリップHP-2を製品化しております。

剥離液の関係

剥離液の関係

デポ物用剥離液

デポ物用剥離液

デポ物対応剥離液 SST-A2

パターンの微細化が進むにつれて、ドライエッチング後のデポ物がさらに剥離しづらくなり、より強力な剥離液が要望されています。
SST-A2は、Al-Si、Tin/Al-Si-Cu/TiN、Al-Si-Cu/TiN系などの配線やSiO2/TiN/Al-Si-Cu、SiO2/TiN/Al-Si系などのホールのドライエッチング処理後のデポ物剥離が常温、短時間ででき、メタルへのダメージを解決した水溶性のデポ物用剥離液です。

SST-A2の剥離能力

剥離処理前
剥離処理前

低温処理(23℃20分)でデポ物等の残差が除去されています。

厚膜用剥離液

厚膜用剥離液

ST-120

ST-120は厚膜レジストに対応した剥離液です。水リンスが可能でありながら、低メタルダメージです。
これはST-120のSEM写真です。

レジスト剥離後

ST-120の剥離能力

  ポジレジスト ネガレジスト
初期 ポジレジスト:初期 ネガレジスト:初期
剥離液104 60℃20分
×
ポジレジスト:剥離液104 60℃20分 × ネガレジスト:剥離液104 60℃20分 ×
ST-120 40℃10分
ポジレジスト:ST-120 40℃10分 〇 ネガレジスト:ST-120 40℃10分 〇

剥離液Q&A

剥離液とは?
レジスト除去やドライエッチング後のデポ物を剥離する液が剥離液と呼ばれます。
剥離液製品にラインナップはありますか?
剥離する対象物によって使用する剥離液が変わってきます。 レジストであればポジ型専用、ネガ・ポジ両用、厚膜用等の用途によって剥離液の 種類が異なり、 一般的に有機剥離液と呼ばれます。デポ物等の変質膜を対象とした剥離液はセミア クオス(溶剤・水系混合)剥離液となります。
剥離液はメタルダメージが考慮されていますか?
アッシング・ドライエッチング後のデポ物・変質膜除去を行う際、デバイス構造上配線メタルもダメージを受けることがあります。 当社剥離液はターゲットなるプロセスを考慮したメタルダメージ設計の剥離液になっております。

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