コンパクトカメラやスマートフォンには、搭載されるカメラの高画質化には、イメージセンサーと呼ばれる半導体素子が搭載されています。イメージセンサーとは、人の目の網膜にあたるような部品(図1) で、光はセンサーの受光面上にあるマイクロレンズで集められ、カラーフィルターを通してフォトダイオードに取り込まれます(図2 )。 そして、カラーフィルターを通した被写休の光の明暗(光信号)をフォトダイオードが電気信号に変換します。この電気信号を読み出すことで、デジタル画像を映し出しています。医療用や車載向けのカメラにも幅広く用いられており、そこには当社の製品であるマイクロレンズレジストが使用されています。
マイクロレンズは、光の明暗を電気信号に変換するイメージセンサーにとって、外から入る光の集光効率を向上させる重要な要素となります。イメージセンサーを製造する様々なメーカーで、当社が開発したフォトレジストを用いてマイクロレンズを製造しています。マイクロレンズはフォトレジストを塗布、露光、現像処理し、矩形のレジストパターンを形成後、熱を加えることで、矩形から半円形のレンズ形状へ変化させることで形成されます。
高画素化や小型化等によるデバイスの微細化に伴い、マイクロレンズレジストにも高度な設計が要求されており、その要求に応えるべく当社も研究開発を続けています。
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